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墓石を建てるのにかかる費用とは?

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墓石を立てるためにも費用が必要です。現実的にどれだけの費用が必要になるのかをまとめていますので、これから墓石をと考えている方は参考にして下さい。

墓石の平均価格

墓石の費用は、墓石そのものだけではなく、墓石の彫刻加工費、施工費が必要です。これらの総額を「墓石費用」と考えると、一般社団法人全国優良石材店の会が発表した全国平均はおよそ157万円とのこと※1。
全体の割合を見てみると、100万円から200万円が46.9%、300万円以上の墓石も6.1%とのこと※1。
ただし、単年ではなく毎年のデータとして見てみると、2016年以降、平均額は減少傾向にあり、今後も減少が予想されています。

※1参照元:全優石_2020年版 全優石お墓購入者アンケート調査結果発表(あなたのお住いの地域はヨコ型?タテ型?)(http://www.zenyuseki.or.jp/pr/details.html?id=197)

墓石の値段はどうやって決まる?

墓石の値段の決まり方は石材の種類や石の使用量、暮石の加工費・施工費、さらには石材店の考え方のトータルです。それぞれについて、内訳や細かい事情についてをご紹介します。

石材の種類

暮石として使用する石は、実に300種類以上あるとされています。それぞれ質が異なりますので、良質の石ほど高くなります。石には等級が用意されていますので、良質の良い石=等級の高い石と考えてよいでしょう。一般的には国産の石は高額で、中国産やインド産の石は安価となっています。
もちろん中には例外もあり、外国産の石でも高価なものが登場しています。いずれにせよ、選んだ石を加工することになりますので重要なアイテムです。

石の使用料

石の使用量が多ければ多い程、費用は高くなります。この点に関しては単純な理屈で、量が増えれば費用が高くなるだけです。先述した選んだ石をベースに、大きさによって費用が決まります。ただし、等級の高い上質な石の場合、大きくなればなるほど割高感が出ます。
なぜなら大きな石は貴重だからです。お肉のように、どれだけの量であっても量に比例した費用が設定されているのではなく、希少性が高い石に関しては、大量になればなるほど希少価値が高まり、費用が高くなります。

墓石の加工費と施工費

石はそのままでは墓石にはできません。石を切断し、文字を彫刻するなどの加工が求められます。これらの費用も必要になります。近年は従来では考えられない自由な形の暮石が登場しています。
故人の趣味に合わせたお墓も多いですが、加工が独特かつ高度なものであればあるほど、加工費用が高くなります。
また、加工費だけではなく施工費もかかります。加工費とは石を墓にするための加工ですが、加工して「墓石」となった石は、設置するための施工が必要です。その施工費もまた、墓石の費用に含まれます。
施工費に関しては墓石の立地によって異なります。例えば納骨室を設置したり、外柵を設置すれば施工費は高くなりますし、施工の前に地盤調査を行えば、やはり費用は高くなります。

石材店の考え方

墓石を取り扱う石材店の考え方によっても墓石費用は変わります。例えば提携する石材店が決まっている霊園もあれば、複数の石材店を比較できる霊園もあります。
インターネットで自由に選べる場合、安く提供している業者を選ぶことができるのですが、特定石材店と提携している霊園の場合は、言い値となってしまうケースもあります。
そのため、事前に提携の石材店の有無を確認したり、提携している石材店に直接連絡を入れてみるのも良いでしょう。
このように、石材店・霊園の関係性・考え方によっても墓石の費用は変わります。

墓石以外にかかる費用

墓石は、墓石以外にかかる費用もあります。主に永代使用料と墓地管理料です。他に必要な費用と併せて、墓石以外にかかる費用があることを覚えておきましょう。

永代使用料

永代使用料とは、土地の権利だと考えてよいでしょう。
お墓はその後、一生置いておくことになりますので、使用料・権利料的なものだと考えると分かりやすいでしょう。
永代使用料は基本的に住宅同様地価に比例しています。アクセスの良い場所、路線価の高い人気のある場所ほど永代使用料は高くなりやすいです。ちなみに主要都道府県別の永代使用料は全国で67万円前後とのことですが、東京の87万円、大阪の85万円に対し、埼玉、福岡は49万円台と、やはり人気エリアの方が永代使用料が高くなることが分かるのではないでしょうか※2。
お墓は霊園や寺院が「墓地・埋葬等に関する法律」に基づいて管理しますので、お墓として使用するためには、必要な費用だと考えましょう。

※2参照元:いいお墓_お墓の費用_内訳と価格相場(https://guide.e-ohaka.com/cost/)

墓地管理料

お墓も決して無料で管理できるものではありません。
墓地全体の清掃、水道光熱費等、墓地にも維持費がかかっていますので、維持するための年間管理費を支払うケースが一般的です。
管理料に関しては公営か民間かによって大きく異なります。もちろん公営の方が安価ではありますが、安価だからこそ人気がありますので、なかなか取得できないケースもあります。
一方、民間の場合は公営よりも高額な傾向にありますが、トイレ、水道、待合室といった設備が充実している傾向にあります。もちろん施設が充実している公営の霊園もあります。公営か民営か、施設がどれだけ充実しているのか。これらが管理費を決める要素となります。

その他にかかる費用

お墓を建てた建碑式や開眼供養、納骨式といった儀式・法要にて費用が必要になります。檀家の場合には入檀料、寄付金を求められるケースもあります。
また、法要等で親族が集まった際に会食を行えば、もちろん費用がかかります。これらの費用に関しては人それぞれ異なる部分となりますので、実際にどれだけの費用がかかるのか、必要になるのかは事前にお世話になる霊園・寺院に問い合わせておくとよいでしょう。

まとめ

墓石以外にもいろいろとお金がかかることが分かっていただけたのではないでしょうか。墓石代も必要ではありますが、それ以外にも費用がかかることを踏まえ、墓石を選ぶ必要があります。
特に墓地管理料のように、その後継続的に支払う必要のあるものもあります。決して一度墓石を立てて終わりではありませんので、収支バランスを踏まえた墓石選びが大切です。

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